株式市況 stock market 2004 7 2

 日銀短観は、予想外に強いものとなりました。
しかし、私は、気にしている産業があります。
それは、ソフトウェア産業です。
この産業の景気がよくならないと、景気は力強いとは言えないと思います。
ソフトウェア産業に、どれくらいの波及効果があるか、それを見ていきたいと思います。
この産業の動向は、ひとつのバロメーター(指針)になると思います。

過剰包装 too much packaging 2004 6 29
 最近は、改善されたのでしょうか。
パソコンの過剰包装のことです。
 もちろん、これは、たとえ話です。
正確に言えば、パソコンにインストールされているソフトウェアのことです。
以前は、ソフトウェアが、過剰包装、いや過剰搭載だったのです。
 私は、パソコンという言葉が誕生する前から、コンピューターを使ってきました。
その私の経験から言えることは、こういうことです。
コンピューターというものは、
ソフトウェアをインストールすればするほど、動作が不安定となる。
だから、基本的には、OS(基本ソフト)と必要最小限のソフトウェアという組み合わせが、
ベストな組み合わせである。
 しかし、今のパソコンには、過剰にソフトウェアが搭載されている。
これは、間違いが発生すると思う。
つまり、消費者は、ソフトウェアはタダだと誤解してしまう。
ソフトウェアを買わなくても、最初からパソコンに入っていれば、
誰もがソフトウェアについて、価値を感じなくなる。
誰もが、タダで、もらえるものと勘違いをする。
 これでいいのか。
現在、CPUは、あまりにも高速となってしまい、
普通の用途では、その「高速さ」は、役に立たなくなってしまった。
パソコンのレベルでは、もうこれ以上、CPUを高速化しても意味がないと言う人まで現れた。
 こうなると、CPUに代わって、ソフトウェアが重要となってくるでしょう。
「CPUが注目された時代が終わって、ソフトウェアの時代が来る」と言えるでしょう。
しかし、ソフトウェアは、タダだと勘違いしてしまうほど、
パソコンに、大量にインストールされている。
だから、みんな、ソフトウェアの重要性がわからず、ソフトウェアの価値もわからない。
 今のパソコンは、学校給食のレベルに近い。
しかし、食べ物のメニューは、自分で決めるべきだ。
たとえ、苦労しても、その方が、ソフトウェアに価値を感じる。
「CPUが注目された時代が終わって、ソフトウェアの時代が来る」




































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